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「事業承継」どうだった?――5/19(日)「わたしが商売を継いだ日。」開催

3人の会員が事業承継の経験を語る
 昨年、中京民商では、「わたしが商売をはじめた日。」というトークイベントを2回開催しました。それぞれ、3人の女性会員さんから独立開業した経緯をお聞きして、その貴重な経験を参加者と交流するというイベントです。
 参加者からは「とても勉強になった」「起業して新たな一歩を踏み出したい」との感想をいただいていました。
 ほかにも「商売を継いだ人の話をもっと聞いてみたい」という意見もあったことから、今回「わたしが商売を継いだ日。」と題して、事業承継によって事業者になった経験を話してもらうトークイベントを5月19日(日)に開催することになりました。
 お話してもらうのは3人の中京民商会員です。

地域密着型商店街のお店の4代目
 1人目は、馬場雅規さん。三条会商店街で、鰻の蒲焼やお惣菜の販売をしている「馬場商店」の4代目です。
 「100年以上継ぎ足した秘伝の鰻のタレが馬場商店の一番の魅力」と自信を持つ馬場さん。親の世代の商売のやり方を尊重しつつも、新しい事業展開もしていきたいと意欲満々です。三条会商店街の中で地域密着型の商売をしている馬場さんは商店街事情にもとても詳しいです。

老舗スナックを第三者承継
 2人目は、馬渕優理さん。木屋町四条上るでスナック「木屋町MICK」を経営しています。先代ママが始めた店を引き継いで6年になりますが、お店はもうすぐ50周年を迎えます。親族や会社の従業員以外が事業を継ぐ「第三者承継」をした方です。
 先代ママからの常連さんを大切にしつつも自分なりのサービスで新しい客層を獲得していきます。馬渕さんがお店を継いだ経緯は、中京民商が70周年記念で出版した『京都 中京民商 商人·職人 生活史』の中でも語られています。

地元で人気の大衆食堂の4代目
 3人目は中塚智彦さん。柳馬場三条にある「石臼蕎麦わたつね」を経営しています。中塚さんも家業をついで四代目となります。
 蕎麦だけでなく様々なメニューが楽しめる大衆食堂として地元で人気のお店です。顔と顔を突き合わせた つながりをとても大切にしていて、食材の買い付け仕入れなどは自ら足を運んで生産者や販売者とコミュニケーションを取っています。

今から日程を開けておいて!
 事業を継いだ3人が、どんな思いで商売を続けているのか、また、1日でも長く商売を続けていくためにどんな工夫をしているのか、そんな話が聞けて直接質問できる貴重なトークイベントです! これから起業したいという人も、事業承継を考えている人も、ぜひ今から日程を調整して待っていてください。

わたしが商売を継いだ日。
日時:5月19日(日)午後2時~午後4時
会場:ウイングス京都 セミナー室A(東洞院通六角下る)
参加お申し込みは電話、メール、公式LINEで。

4/27(土)は、楽しくお買い物!「わいわいちょこっとマーケット」開催します!!

⛱ワークショップでバスボムを作ろう
@spiritus
小さなお子様から大人まで楽しめるバスボムづくり〜🛁某入浴剤のようにシュワシュワするよ!

⛱もっちゃんのおはぎ
この界隈では知らない人はいないと思ってる、名物もっちゃんのおはぎ!ちょこっとマーケットではすぐ売り切れてしまいます。お早めに!

⛱兼田商店のおいしいお米
西日本トップクラスのおいしさ!丹波産コシヒカリ!美味しくて、マーケットのたびに買い求めるリピーター続出。配送もできますよ。

⛱中京民商の生活史、オリジナル手ぬぐいとセット販売!
あの、『京都 中京民商 商人・職人 生活史』と、にゃかしょうくん柄のかわいい手ぬぐいがセットで3,000円で買えちゃう!

⛱その他
美味しいコーヒーやそうめん、雑貨の人ももしかしたら出店間に合うかも!とにかく軽い気持ちで遊びにきてね!

5/11(土)、QUESTIONで「手しごとのある暮らしマーケット」開催します!!

16の出店者が集まりました
 中京民商は、5月11日(土)、QUESTION(河原町御池南東角)で「手しごとのある暮らしマーケット」を開催します。「手から手へ。人と出会う、街と出会う」「楽しいお買い物で地域経済を応援」というコンセプトで、京都市の後援も得ました。
 2月19日から3月8日にかけて、会の内外に広く呼びかけて出店者を募集したところ、多彩な16の出店者が集まりました。中京民商会員が10人、会員でない方が6人(うち1人は他の民商の会員)です。出店者を紹介します。

くっきんぐえくすぺりめんと番
カレーいなり寿司。寿司酢にカレーのスパイスを混ぜ金平牛蒡などを混ぜ込み仕上げました。ありそうでなかった味のコラボは病みつきです。

せるろいど
ゆっけちゃんのラー油と焼き菓子。淡路島玉ねぎたっぷりの自家製食べるラー油や人気のシフォンケーキ、パウンドケーキなど毎日がhappyになるお菓子をご用意してお待ちしてます(*ฅ́˘ฅ̀*)♡

チタチタ喫茶
昔ながらの素朴な味が人気。ホロホロしっとりレモンケーキです。

木屋町ミック
木屋町にある老舗のスナック。2代目ママのこだわりコーヒーをお楽しみください!

京象嵌 藤一 建部一雄
京象嵌とは、金銀を鉄生地にはめ込んで模様をつくり、漆で焼き上げる技術。職人が作品や製造過程をお見せします。

金彩アート工芸 渡邊 渡邊久
着物などに金箔(金彩)加工する技術を、絵画、コースター・キーホルダーなど小物類に施しています。

富士繍芸 工房長四代目 藤井長治
伝統工芸士があなたに合わせたカリキュラムで教える刺繍教室。ちょっとだけ体験してみませんか?
※費用2,000円。所要時間2時間程度(個人差あり)。刺繍したハンカチをお持ち帰りいただけます。

Yonna Yonna
南米パラグアイの伝統工芸ニャンドゥティの技法をベースに。針と糸で織りなす軽やかで個性がきらり輝くアクセサリーです。今回は制作過程もお見せします。

和花子-honoko-
様々な形に変化するワイヤーが皆様の心に癒しとワクワクをお届け。表情豊かなワイヤーアートの世界をお楽しみ下さい。ワークショップもあります。
※ワイヤーでお花作り 2,000円。所要時間約30分。

梅の花本館―たぬきの間―
オーブン陶土・レジンを使い、素朴な癒しを求めて制作。ふと立ち止まる…少し心が揺れる…そんな世界を目指しています。

IRODORI
アルミの板をいろんな形に切って、レジンを使って七宝のように色をつけたり、無地や和柄の生地を使ったりして、アクセサリーを作っています。

spiritus
好きなアロマオイルと好きな色を選んで世界に1つだけのバスボムを作ってみませんか。食品材料で作るので安心安全です。
※お土産(オリジナルアロマスプレー)付で1,000円。所要時間約15分。

心理セラピスト ひろなっく
数秘鑑定と顔相タイプ診断で、現在から未来への道しるべを示します! お悩み解決や理想実現へのキッカケにどうぞ♪

頭と身体の調律セラピスト 已句良(IKUYO)
脳の疲れを吹き飛ばす、アクセスバーズとドライヘッドスパでスッキリ癒しの体験をしてみませんか?

eisalon 時岡映子
花粉症軽減の自身の経験をもとに、手で足うらを刺激して免疫力UP! 皆様のお話を伺いながら、心もほぐします。

運命鑑定 家系学 神野悠華
今の状況を的確に表現してくれるタロット。素直な気持ちをそっと伝えるだけでちゃんと応えてくれる不思議な占いです♪(15分1,500円)。

今月も盛りだくさん!4月の予定

昨年秋に好評だった「新規開業者のための経営セミナー」が、また4月から始まります。まだ参加予約受付てます。そのほか、毎月恒例の相談会、領収書整理会、オンライン経営交流会などなど、ぜひご参加ください!

あなたもぜひ中商サポーターに!!

 中京民商は京都市中京区で活動する小法人・個人事業主・フリーランスの団体です。「京都を大型店やチェーン店ばかりの街にしたくない」という思いで頑張っています。
 中京民商の活動に必要な経費は、基本的に会員が毎月納める会費で賄っています。コロナ禍を通じて多くの新しい会員を迎える一方、廃業などで退会する会員も多く、財政的には非常に厳しい状況が続いています。事務局員の人件費も削らざるを得なくなっています。
 しかし、地域に根ざした自営業者が力を合わせて営業と暮らしを守る運動を、ここで絶やしてしまうわけにはいきません。「中商サポーター」として、ぜひ財政的に支えて下さい。
 「中商サポーター」には1年コース:5,000円と半年コース:3,000円の2つのコースがあります。
 「中商サポーター」に登録していただいた方には、京都・中京区の自営業者の姿を伝える週刊ニュース「中商週報」(カラーPDF)を、毎週メールでお届けします。「中商週報」は「京都・滋賀 機関紙・誌コンクール」で3年連続優秀賞を獲得。毎月1回の会員紹介コーナーも大好評です。
 また、サポーター登録された方は、中京民商が主催する学習会(通常参加費1,500円前後)に500円割引で参加していただけます(期間中回数制限なし)。

登録フォームはこちら。もしくは、以下の方法でよろしくお願いします。

【登録方法】

メール(tax-110アットマークiaa.itkeeper.ne.jp)で件名を「中商サポーター登録」とした上で、①お名前、②選択するコース(1年か半年か)、③納入方法(下記参照)を明記してお申し込み下さい。あわせて、中商への期待など、メッセージもぜひお願いします。

【納入方法】

①中商事務所へ持参していただくか、②銀行振込でお願いします(振込先はメールでお知らせします)。③京都都市中京区周辺であれば集金に伺うことも可能ですので、ご相談ください。

「わたしたちの納税を考えるAction」を開催

納税を考える3つのアクション
 中京民商も加わる「3.13重税反対全国統一行動 京都市中京区集会実行委員会」は、3月10日(日)から3月13日(水)にかけ「わたしたちの納税を考えるACTION!」を行いました。「学んで、アピールして、みんなで申告!」として、3つの行動を行いました。

様々な立場の人がリレートーク
 10日には「職員会館かもがわ」での集会を行いました。
 集会の前半は「クイズで学ぶ日本の税金」。中京民商の鈴木宏介事務局次長が、日本の税金について、税金の集め方、使い方、そして確定申告という3つのテーマに分けて、クイズを交えながら解説しました。自分の税額を自分で決めるという申告納税制度の意義、生存権を税制面で具体化するための基礎控除が低すぎる問題など、憲法との関連も踏まえて解説しました。
 後半はリレートーク「私と税金」。事業者、労働者、年金者など、様々な立場の方が訴えました。
 X(Twitter)を見て参加した大阪の個人事業主の女性は「インボイスという言葉を聞いて不安になって『知れば不安は減るのでは』と思っていろいろ調べてみたが、知れば知るほど不安が大きくなった。税制のせいで仕事をつぶされるというのはおかしい。反対署名を広げたい」と訴えました。
 立命館大学教授の松尾匡さんは「財界などは、国内に富裕層向けの一部の産業だけ残して、生活必需品は国外で生産したものを輸入すればよいと考えている。地域コミュニティを支えてきた個人商店や中小零細企業は潰してしまおうという路線で、その手段として消費税やインボイスがある。世界中で活躍する日本企業を守るために自衛隊を海外に出すという政策にもつながっている。インボイス廃止、消費税の減税・廃止は、日本の軍事大国化を阻むためにも大切」と訴えました。
 閉会あいさつを行った中京民商の馬場雅規会長は「インボイスは難しい。そもそも消費税のしくみが難しい。でも、知った人が粘り強く伝えていくしかない。今日学んだことを広げていこう」と訴えました。

公正な税制を求めてアピール
 集会の終了後は、京都市役所前で、申告納税制度の大切さ、負担能力に応じた公正な税制をつくることを訴える街頭宣伝。その後、消費税の減税・廃止などを訴えながら、四条河原町まで歩きました。Instagramでこの行動のことを知り「裏金議員は絶対に許せない。声を上げたいと思った」として参加した女性も。X(Twitter)で知ってデモに参加したという方も複数いました。


 3月13日(水)の午後には、中京税務署の南にある西ノ京児童公園に集まって、みんなで申告書を提出する行動が行われました。

国際女性デーに考える 婦人部の将来について

 こんにちは。毎日のお仕事おつかれさまです。先日の第61回婦人部定期総会にて、婦人部の今後について議論をしたいとお話しておりましたが、そこに至った経緯を少しお伝えしたいと思います。

 中京民商の婦人部の歴史は1962年から始まりました。日本は高度成長期でいけいけドンドンといった感じで勢いがあったころですね。そのころの女性の立場を考えると、先進的な団体だったのだと思います。家事をして子を育て介護もして、家業があれば手伝いをする当然の労働力として見られていた時代。業者婦人が集まり、個々の思いや生業をアピールしたりお互いを活気づけながら、社会問題にも対峙し活動することには大きな意義があったと思います。(平和運動も長年続けてこられましたね!)


 そして、その活動の延長線の上に、私のような女性自営業者がいます。私は自由に職業を選択し自営業者となり、自分の裁量で仕事をしてお金を使い余暇を過ごします。このような生き方ができるもの先人の方々の活動の賜物だと思っています。

 婦人部結成のころにくらべると、民商会員の構成は大きく変わりました。会員の女性の割合が3分の1となり、理事会の女性割合は64.7%となりました。自らの決断で事業を起こし、民商に入会した女性メンバーがこれだけ増えたのです。

 2022年の杉並区の女性新区長誕生や、2023年に改選された杉並区区議会の女性の割合をご存知でしょうか。先日新しく女性の党首も誕生しました。「女性の声で政治を変えよう」というスローガンのもとに、男性中心だった世界にどんどん女性が進出して活躍されているし、増えることが期待されています。中京民商を含め各地で希望が湧き上がっているように感じられます。


 私は、これまで婦人部の方々がされてきた活動と、現状に見られる希望の明かりを合わせて社会を変える大きなうねりの一助になれるのではないかと思っています。そのためには、数十年携わってこられた婦人部ベテランの方々と、それを受け継いで将来を担う方々との協力が不可欠です。

 どうすれば、婦人部の歴史を女性を取り巻く変化のエネルギーに変えて活動を続けていけるものにできるのか。私もこのバトンを次の世代に渡す立場でもあります。

 女性会員数の割合は増えたものの、全盛期から考えると民商の会員数は10分の1に激減しました。少ない人数のなかでどう活動するのか、この先10年、20年を見据えて今動かなければ、ただ時間が過ぎて運動が廃れていくのではないかと危機感をもっています

 そうならないよう今の社会の姿を鑑みながら、みんなで一度「婦人部が設立された意味」から考え、そもそも「婦人部」という枠組みがこれからも必要なのかどうかということも含めて、考えていかなければならないと思い至ったのでした。

 その他にも議論しなければならないことは、さまざまあります。次の総会までの約9ヶ月間、みなさんと考えたいです。お力添えをお願いします。


 最後に、511日(土)に「手しごとのある暮らしマーケット」を河原町御池のQUESTION1階で開催します。運営委員が現在一生懸命準備しております。沢山のみなさんのお越しとご参加をお待ちしております! 一緒に盛り上げていきましょう。よろしくお願いいたします。

議員は脱税、庶民は増税? 納税者として声を上げよう!

 3/10(日)「私たちの納税を考えるAction」を開催します。
 午後2時から、職員会館かもがわにて(土手町通竹屋町下る、「お宿いしちょう」の東)。
 国会議員の裏金(脱税!)は見逃されるのに、私たちはインボイスなどで煩雑な実務を強いられる。物価高で消費税の税収が大きく膨らんでいるのに、政府は絶対に消費税減税をしようとしない。おかしくないですか!
 午後4時からは京都市役所前での宣伝、納税者として声を上げましょう!
 このアクションには、どなたでもご自由にご参加いただけます。京都市周辺地域で、重税の負担にお怒りのみなさん、ぜひお集まりください!!

春の手しごとマーケット、出店者募集!

🌸春の出店者募集🌸

手しごとのある暮らしマーケット!

今年も河原町御池QUESTIONにて春のマーケットを開催します🎉

伝統工芸品、雑貨、書籍、お惣菜、焼き菓子、コーヒー、美容、メイク、セラピーなど
工夫を凝らした「つながる・つなげるマーケット」✨一緒にやりませんか。

募集要項はコチラ↓↓

<詳細>
2024年5月11日(土)
11:00~16:30開催
会場QUESTION
(河原町御池 京都信用金庫1階 チャレンジスペース)
出店数18ブース前後を予定
出店料 4,500円

<出店者サポート・特典>
*お買物券の事前販売(200円券/500円券など)
*「せっかく出るなら良いものにしたい✨」出店向けミニセミナー開催
内容→作品のディスプレイ、伝え方、魅せ方など

<食品を出店される方へ>
・PL保険の要加入(開催日前日までに証券の写しを提出)
・既成の食品も出品可
・各食品は必ずパッキング(包装)すること
・会場内での飲食可(カフェテリア設営予定)
・調理不可
・持参の電子レンジで温めての提供可
・食品表示法に則って必要事項を必ず個々に明記のこと

<什器について>
サイズ等は以下の通り

A.大テーブル※6台
(横240㎝×幅80㎝)

B.屋台4台
(横175㎝×幅90㎝・高80㎝)

C.高さのある丸テーブル※6台
(直径30㎝×高120㎝)

※大テーブルはテーブル面積が大きいため2店舗分として使用

※丸テーブルはテーブル面積がやや小さいため2台を1店舗として使用

添付写真等を参照のうえ、希望があれば応募時に連絡のこと
(数の関係上、ご要望に添えないこともあります。ご了承ください。)

<お願い>当日の搬入出作業はすべて出展者様自身で行うこと

<応募〆切>3/8(金)17:00

<応募方法>
中京民商の公式LINEもしくはSNSのDMもしくは事務局まで直接連絡
(公式LINE、DMの場合は「屋号」「出店内容」を明記して送信)

ご不明な点などありましたら、中京民商事務局までお問合せください!

ご応募お待ちしております✨

中京税務署へ申し入れを行いました

3団体5人で申し入れ
 中京民商も加わる3.13重税反対全国統一行動中京区実行委員会は、2月14日(水)、公正で民主的な税務行政を求めて、中京税務署に対して申し入れと交渉を行いました。中京民商、京建労中京支部、中京生健会から5人が参加しました(中京民商からは馬場雅規会長、山元歩美事務局長が参加)。中京税務署側は橋本勇治総務課長など2人が対応しました。

マイナンバー記載なしでも不利益な扱いなし
 マイナンバー(個人番号)をめぐっては、記載がなくても確定申告書などの提出書類を受理することを求めました。橋本総務課長は「番号記載は義務であり、税務署としてお願いしないわけにはいかない」としつつ、「番号の記載がないことを理由にした書類の受け取り拒否はしない。番号の記載をないことのみをもって税務調査などの不利益な扱いをすることもない」と述べました。

納税者の相互協力は規制対象外
 税理士でない者の税務相談を停止させる命令制度が創設されることに関連して、橋本総務課長は「税法の一般的な説明は問題ないが、相談者の個別具体的な状況に踏み込んで、課税額の決定に関わるような相談に乗った場合は、税理士法違反と見なされる可能性が出てくる」と述べました。
 この発言に対しては、参加者から「納税者が自分の税額を自分で決める申告納税制度のもと、税金について自由に学び合い教え合う取り組みを委縮させてしまってはならないのではないか」との指摘がありました。橋本総務課長は、倉敷民商弾圧事件の広島高裁判決で「税理士法は納税申告に当たっての納税者の相互協力をも規制対象にしているわけではない」とされていることについて指摘されると「そのような判決の趣旨については認識している」と述べました。

インボイス廃止・消費税減税を
 消費税インボイス制度は廃止し、消費税は減税せよ、という申し入れに対して、橋本総務課長は「執行機関なので内容にコメントはできないが、そういう申し入れがあったことはきちんと関係機関に上申する」と述べました。

集団申告についても打ち合わせ
 3月13日(水)に予定されている集団申告についても打ち合わせました。集団申告は、中京税務署の南にある西ノ京児童公園に2~30人ずつ集まっての申告を行う予定です。