消費税増税で景気は確実に悪化
5月13日、政府はついに景気判断を「悪化」に引き下げました。5月20日に発表された1月~3月期のGDP速報は、輸入の大幅な減少で見かけこそ年率2.1%の増加となったものの、個人消費も設備投資も輸出もマイナスとなりました。
景気が悪化していることが明らかです。にもかかわらず、安倍政権は今のところ、「リーマン・ショック級の出来事がないかぎり」10月に消費税率を10%に引き上げるという姿勢を崩していません。
これまで消費税は2回増税されました。その2回とも、政府の景気判断は「回復期」でしたが、消費税の増税で景気は悪くなりました。今回の消費税増税は、政府自身が「景気悪化の可能性」を認める中でのものとなります。実質賃金が上っていない今、消費税が上ったらどうなるでしょうか。消費税は所得が低いほど負担が重く、所得が高いほど負担が軽い「逆進性」をもつ不平等な税金です。消費税の増税は、人々を今まで以上に節約志向にし、消費を冷え込ませてしまいます。増税自体がリーマン・ショック級の大不況をもたらしてしまうことは間違いありません。
消費税10%はまだ止められる!
「消費税10%なんてとんでもない!」という世論は、自民党をも動かし始めています。安倍首相の側近とされる萩生田光一自民党幹事長代行は「6月の日銀短観で、この先は危ないと見えてきたら、崖に向かってみんなを連れて行くわけにはいかない」と発言しています。消費税増税は今からでも止められます。あきらめずに、私たち自身が「崖に連れて行かれるのはゴメンだ!」という声をあげましょう。
景気を回復させるためには、本当は消費税をせめて5%に減税すべきですが、まずは今、この10月からの消費税10%を中止させるために力を合わせましょう!
ストップ!消費税10%・京都デモ
6月1日(土) 午後6時半~街頭宣伝/午後7時~デモ出発
京都市役所前集合(デモは四条河原町まで)
呼びかけ:消費税廃止京都各界連絡会
連絡先:京都府商工団体連合会 ℡353-3551