月別アーカイブ: 3月 2017

倉敷民商弾圧事件学習会――日本社会に申告納税権を根付かせるようなたたかいを!

  3月30日(木)、中京民商事務所にて、倉敷民商弾圧事件学習会が開催されました(主催は日本国民救援会中京支部)。中京民商、京都第一法律事務所、中京地区労、民医労西支部などから、12人が参加しました。日本国民救援会中京支部の鈴木宏介副支部長(中京民商事務局員)が、事件について報告しました。

この事件は、中小業者の税金の申告のサポートをしていた岡山・倉敷民商の3人の事務局員が、2014年1~2月にかけて逮捕され、長期間にわたって拘束されたという弾圧事件です。法人税法違反(脱税ほう助)・税理士法違反で起訴された禰屋さんの裁判、税理士法違反で起訴された小原さん・須増さんの裁判が行われています。
鈴木副支部長は、3月3日に言い渡された禰屋裁判の岡山地裁判決(江見判決)の問題点を中心に報告。弁護側の証人申請や証拠調べをことごとく拒絶して、始めから結論ありきで検察側の描いた筋書き通りに有罪判決を下したものであること、民商を税理士法違反を業務とする犯罪集団のように描くとともに、「申告納税権が憲法上保障されているものではないことは明らかである」とまで述べていることを指摘、民商を敵視して、民商の自主計算・自主申告の運動そのものを否定しようとする言語道断な判決であることを強調しました。
また、鈴木副支部長は、政府が国会に提出した「共謀罪」創設法案では脱税も対象犯罪とされていること、一般企業が脱税のために裏帳簿を作成しただけでは共謀罪の対象にはならないと政府は説明しているものの、江見判決のように、民商を組織的な犯罪集団と見なすような思想の下では、民商の自主申告・自主計算の運動そのものが共謀罪の対象とされかねないことを指摘しました。さらに、国税通則法(納税者の権利を守るために税務調査などのルールを定めたもの)への国税犯則取締法(脱税を厳しく取り締まるためのもの)の編入で、税金を納めないように扇動したものを罰する規定が国税通則法に明記されることになったことに伴って、「払いきれない税金を無理して払う必要はない」と助言した第三者が罰せられる危険が高まっていることも指摘しました。
議論のなかでは、税理士の資格がなければ税金の申告の相談に乗ってはいけないなどという解釈を許す日本の税理士法が国際的にみても異常であり、税理士任せにせず自分で税額を計算して申告をすることが国民主権の国家において本来あるべき姿ではないか、源泉徴収制度によって労働者の申告納税権が事実上奪われてしまっていることが納税者の権利意識を低めてしまっていることこそが問題ではないか、という意見が出されました。さらに、倉敷民商の3人の事務局員の無罪を勝ち取るたたかいは、単に民商運動を守るためのたたかいではなく、申告納税権を日本社会にきちんと根付かせるためのたたかいにほかならないものであり、申告納税権を事実上奪われてしまっている労働者こそ頑張る必要がある、と議論が深められました。
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納税緩和措置 学習相談会

3月29日(水)にサロンひだまりにおいて、「税金(社会保険料)が払えない!――納税緩和措置を活用しよう」学習相談会を開催しました。

そもそも、「払えない税金がある」という事態がおかしいのです。日本国憲法では「生活費に税金をかけてはならない」「能力に応じて公平に負担する」を原則にしています。滞納はこの原則に外れた税制の責任ということになります。

払えない!となっても払わなくてはいけませんから税務署で分納にしてもらう方も多いのですが、「納税の猶予」や「換価の猶予」という制度を学んで活用することで、分割でも堂々と税金を払うことができます。

相談に来られた総菜屋さんは、「現金で商売をしているから、こんな金額を払ってしまったら明日からの仕入れのお金がなくなってしまう。払う意思はあるが、分割にしてもらわないと商売ができない」と嘆いていました。そこで、「換価の猶予」の申請の要件に当てはまるということで、実際に申請書類を作ってみました。

相談に来られた別の方は、「以前、申告に行ってそこで分納にしてもあったことがある、今年もそうしようかと思う」と話していました。制度を使わずに分納にした場合は延滞税がかかっていること説明すると、知らなかったと驚いた様子でした。

御所南ピースウォーク実行委員会に参加

 3月22日(水)、京都第一法律事務所で、中京民商も加わる「御所南ピースウォーク」実行委員会の会議が行われました。民商のほか、第一法律、地区労、革新懇、新婦人から参加がありました。
 会議ではまず、秋山健司弁護士より話題提供とあわせて情勢報告を受けました。共謀罪が閣議決定されて法案提出されたことに対して、多くの単位弁護士会で反対の意見書が出ていることが報告され、戦争法反対に続く動きとして重要だと強調されました。森友学園問題については、大阪・京都の自由法曹団が現地調査を行ったことが問題が大きく広がるきっかけになったことが紹介されました。秋山弁護士は、「安倍一強政権は一見強そうだがもろい。問題がボロボロ出てくる。御所南ピースウォークなど市民運動の頑張りどころ。頑張ろう」と呼びかけました。
 続いて参加各団体の交流が行われ、中京民商からは、倉敷民商弾圧事件における不当判決の問題、国税通則法改悪(国犯法の編入)の問題、森友学園への国有地払い下げで当時の理財局長であった迫田英典国税庁長官を追及する取り組みを進めていることを報告しました。
 昼デモ‪の日程と役割分担を確認しました。中京民商は、4月19日(水)のシュプレヒコール担当となります。
 デモ以外の取り組みとして、5月の憲法月間に「憲法カフェ」の取り組みをしてはどうか、という意見が出され、具体化されました。コーヒーや紅茶を飲みながら、憲法について語り合おう、という企画です。開催日時は5月12日(金)の午後6時30分から、会場は「カフェ・フーム」(車屋町竹屋町上る)と決まりました。講師は若手弁護士に要請して、共謀罪の問題を中心に憲法について語ってもらおう、ということになりました。詳細については、後日、ご案内します。

御所南ピースウォークのご案内

開催日時:2017年4月19日(水)
小雨決行 午後0時20分~
集合場所:竹間公園(竹屋町通東洞院西側・こどもみらい館の北西角)
コース:公園出発→東洞院通→二条通→高倉通→丸太町通→烏丸通→竹屋町通→東洞院通→公園
※コースの一部分など可能な範囲での参加の大歓迎です。
 
主催:御所南ピースウォーク実行委員会
連絡先:京都第一法律事務所(211-4411)

たまには温泉につかりながら…

3月26日(日)に中京民商の朱七支部では、毎年恒例のレクレーションが行われました。今年は何年か前に好評だったという、滋賀県の雄琴温泉「花街道」に向かいました。参加者は27名(事務局3名含む)でした。

午前10時頃に御前高辻辺りで花街道の送迎バスに乗り出発。前日に増えた参加者もありバスの中は補助席も使用して大盛況でした。お互いの近況報告から、近所の話や今を騒がせている政治の話まで車中は大変賑わい、11時前には温泉に到着しました。

入浴できる11時半になるまで休憩室でゆっくりお茶を飲みながら、事務局から今後の取り組みのお知らせや春の運動の状況と拡大を訴えると、「倉敷民商の裁判はどういう状況なのか」「署名はないか」などの質問が出ました。マイナンバーから共謀罪の話まで、温泉に来ているのに世間は問題だらけで心が休まらない話ばかり。そのような中で「今日は温泉で日々の疲れを癒してリラックスしてもらいたいが、頭の片隅には仲間増やしのことも宜しくお願いします」と、中野支部長代行の話でお待ちかねの入浴タイムとなりました。

温泉後の食事では畑さんの乾杯で始まり、おいしいごはんに何度もおかわりする人が続出、商売の話や昔の話などで盛り上がり楽しい時間となりました。後半にはカラオケをしたりお土産を選んだり、もう一度入浴するなど自由に過ごしていると、あっという間に午後3時の帰る時間となりました。

帰りのバスでは「今年も参加できて良かった」「温泉が足腰に効いた」「今日はもう帰って寝るだけ」「夜の仕事中に寝てしまいそう」など感想を語り合い、睡眠をとる人も見られました。

朝集合した場所に到着すると雨が降っていましたが、みなさん充実したような面持ちで解散し、無事にレクレーションは終了しました。

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他人(税理士)任せにせず、自分の手で記帳を! 領収書整理会(記帳会)のお知らせ

 日々の記帳や確定申告を税理士にお願いしている個人事業主の方も多いでしょう。
 しかし、自分で帳簿をつけてこそ、自分の商売の状況がよく見え、経営改善のための工夫も見えてきます。売り上げ、仕入れ、経費の状況を系統的につかむことができれば、景気やお客の流れを敏感につかみ、ムダな経費の削減、商品の適切な管理、商品メニューの開発など、経営改善に役立てることができるのです。このことは、資金繰り対策や補助金獲得、金融機関との交渉にも力を発揮します。 民商では、初めての人でもきちんと帳簿がつけられるように、事業者の立場から、みんなでサポートします。
 領収書や請求書などを見ながら、経費を項目ごとに分けていく。ふだん使っている帳簿をもってきて、「いつもこんな感じで記帳しているけど大丈夫?」「この支払いはどの科目になるの?」など教えあいながら、領収書の整理や記帳について学ぶ場を設けました。まだ領収書が全く整理できていない人はこの機会に前に進めましょう。記帳に不安のある方もお気軽にご相談下さい。
と き:4月18日(火)
   【昼の部】午後2時~ 【夜の部】午後7時~
※毎月第3火曜日、昼・夜ともそれぞれ1時間程度開催します。
ところ:中京民商会館(両替町通竹屋町上る)
参加無料、どなたでもご参加できます。
領収書整理会

「春のうたげ」のお知らせ

4月23日(日)に毎年恒例の「春のうたげ」を開催します。中京民商の婦人部が中心となって、地域住民が手作りの品や着物などを販売する催しです。中京区のサロンひだまり(生活支援総合センター姉小路1F)で行われます。

掘り出し物が見つかるかも知れません!多くの方のご参加をお待ちしています。

春のうたげ2017

 

消費税確定申告の自主計算会――納税額の大きさに驚きと怒り

 3月22日(水)、中京民商事務所、中京料飲組合で消費税の確定申告の自主計算会が行われました。消費税の額を計算してみて、そのあまりの大きさに対して、驚きと怒りの声が多く聞かれました。
 約30万円の消費税額が出た会員さん(食堂)は、「売上がだいたい1000万円前後で、年によって消費税課税対象になったりならなかったり。課税対象の年だからといって値上げしているわけではなく、お客さんから消費税を預かっているつもりもないのに、こんなに消費税を取られることになるのは本当に大変」と話していました。
 昨年は約20万円の納税額が約30万円になった総菜屋さんからは、「少しでも生活が楽になればと思って必死に頑張って売上を伸ばしたのに、それに伴って消費税の納税額も上がってしまった。納得がいかない」という声も出されました。
 簡易課税のみなし仕入れ率が50%から40%に引き下げられた不動産賃貸業の会員さんからも、納税額が大きく跳ね上がったことに驚きと怒りの声が出されていました。
 また、迫田英典国税庁長官が、平成27年時の理財局長として、森友学園へ国有地を8億円も値引きして売り渡した当事者であることが話題になると、「私たちが数十万円の消費税の納税で本当に苦しんでいるのに、8億円も値引きして国有地を売ってしまうような人間が税務行政のトップにいることは絶対に許せない」と怒りの声が上がりました。
 事務局からは、一度に払いきれない税金については堂々と「納税の猶予」を申請しましょう、と下記の学習相談会への参加が呼びかけられました。
学習相談会:「納税緩和措置」を活用しよう
日時:3月29日(水) 午後2時~/午後7時~
会場:サロンひだまり(東堀川三条上ル 生活支援総合センター姉小路1階)
お問い合わせは……中京民主商工会 事務局(℡:231-0101)まで納税緩和措置学習相談会3
納税緩和措置学習相談会1