月別アーカイブ: 12月 2023

中京民商2023年10大ニュース!

 2023年も残りわずか。今年も中京民商はいろいろありました。事務局の独断で、2023年の中京民商10大ニュースを選んでみました。

第10位
石田梅岩『都鄙問答』読書会
江戸時代中期、現在の京都市中京区で商人・職人を相手に商人道を説いた石田梅岩。主著『都鄙問答』を読みました。「真の商人は先も立ち、我も立つことを思うなり」などの名言も。梅岩に関心ある地域の方も参加しました。

石田梅岩『都鄙問答』(加藤周一訳、中公文庫)

第9位
中京民商会館で71周年記念イベント
創立記念日の8月21日に「中京民商を応援したい!」という人なら誰でも参加できる記念イベントを開催しました。中京民商会館3階を会場に朝から晩まで、ベテラン会員が思い出を語る会や懇親会などいろいろな企画で楽しんでいただきました。

ベテラン会員が思い出を語る会

第8位
全国各地のゲストを招いて「中商あきない塾」
毎月第2火曜の19時半からのオンライン経営交流会「中商あきない塾」。オンラインという条件を活かして、今年は沖縄から大阪、伊勢志摩、岐阜まで、全国各地の民商会員さんをゲストにお招きして、商売上の工夫をお聞きしました。

4月「中商あきない塾」ゲストの安永亜以さん(大阪・ヤスナガコーヒ)

第7位
会員投票で新ポスターを作成
3つの候補で全会員投票を行った結果、B案が選ばれました。「『いろんな個性ある人間が集まっている団体だよ』といっているような感じがよい」「『つながる・つなげる』という言葉がとてもよい」という感想が寄せられました。

第6位
新規開業者のための経営セミナー開催
マーケティング、資金繰り、経営計画づくりなど、これまで中京民商が行ってきた勉強会を、開業して間もない人・開業を考えている人向けにまとめた連続セミナーを開催しました(全6回)。参加者どうしのつながりも深まりました。

SWOT分析、クロスSWOT分析をもとに経営計画をつくってみました

第5位
トークイベント「わたしが商売をはじめた日。」を開催
女性会員が商売をはじめた経緯や自営業者としての面白さ・大変さを語りあうトークイベントを2回開催しました。開業を考えているという方も参加し「ヒントになる話が聞けた」「いろんな業種の話が聞けて視野が広がった」と大好評でした。

山下紗矢佳さんをコーディネーターに「わたしが商売をはじめた日。part2」

第4位
春・秋に「手しごとのある暮らしマーケット」を開催
昨年までは中京民商会館を会場にした「仕事市」でしたが、もっと多くの人とつながるため、今年は街中の会場で開催。春はQUESTIONで約150人、秋はゼスト御池で約400人の来場がありました。会員でない方も出店し、つながりを広げました。

11月12日「ゼスト御池」で開催

第3位
理事会メンバーの6割が女性に
6月の定期総会で馬場雅規(三条会商店街内、馬場商店4代目)さんを新会長に選出。理事会メンバー17人の平均年齢は53.5歳、女性比率は64.7%になりました。時代の変化にあわせて中京民商をどうつくりなおしていくか、真剣に議論しています。

第2回理事会夜の部の様子

第2位
「中商週報」が機関紙コンクールで最優秀賞
2023京都・滋賀機関紙誌コンクールで「中商週報」が最優秀賞を受賞しました。「会員の立場にたった時宜にかなった経営支援情報が、かみ砕いた言葉でわかりやすく伝えられているのが◎」との評価をいただきました。

賞状と賞品

第1位
『京都 中京民商 商人・職人 生活史』出版
創立70周年を記念して制作していた記念本が完成。34人の会員の「商売・人生」についての語りを聞き書きして収録しました。好評につき増刷も。岸政彦さんから「貴重な歴史的資料」とコメントいただきました。

商工新聞8月21日号の1面に掲載

「女性のための確定申告講座」開催します!

 京都市内で頑張る女性事業者(フリーランス・個人事業主)のみなさん!
 年が明ければすぐに確定申告の時期ですね。
 「初めての申告でどうしたらいいのか分からない」「いつも自分でなんとなくやってるけど、本当にそれでいいのか不安。税務調査が来たら……」「確定申告は税理士さんに丸投げしていて、自分ではよく分かっていない。税理士さんと申告書の内容について突っ込んだ話ができない……」等々、確定申告のことでモヤモヤしていませんか?
 そんな方は、所得税の基本を知ればスッキリするはずです!
 中京民商では、女性講師による女性事業者(個人事業主・フリーランス)のための確定申告講座を開催します。
 参加費は1,500円(中京民商会員は無料)。素敵な(美味しい)お土産もついています。この季節、本屋に行くとフリーランス・個人事業主向けの確定申告の本がいろいろ並んでいますが、「買って読んでみたものの今ひとつよく分からない……」となってしまうことも。疑問点について直接質問できる機会は貴重ですよ。
 確定申告をきちんとやりきるためには、自分が直面している細かいアレコレにアタマを悩ませるよりも、全体の大きな流れをつかむことが何よりも大切です。 税務署の相談会場などでは、なかなか全体像はつかむことはできません。
 この確定申告講座では、ポイントを絞って、徹底的に分かりやすく解説します。分かりやすさには自信があります!

①1月24日(水)14:30~16:00
②1月30日(火)14:30~16:00
③2月2日(金)10:30~12:00
会場:中京民商会館3階(両替町通竹屋町上る)

各回の定員は7人です。参加費は1,500円(中京民商会員は無料)で素敵な(美味しい)お土産つき。参加ご希望の方は都合のよい回を選んで、TwitterまたはInstagramのDM、メール(tax-110アットマークiaa.itkeeper.ne.jp)、お電話(075-231-0101)でお申し込み下さい。

「中商週報」を毎週メールでお届け!――中商サポーターとして中京民商の活動を支えて下さい!

 中京民商は京都市中京区で活動する小法人・個人事業主・フリーランスの団体です。「京都を大型店やチェーン店ばかりの街にしたくない」という思いで頑張っています。
 中京民商の活動に必要な経費は、基本的に会員が毎月納める会費で賄っています。コロナ禍を通じて多くの新しい会員を迎える一方、廃業などで退会する会員も多く、財政的には非常に厳しい状況が続いています。事務局員の人件費も削らざるを得なくなっています。
 しかし、地域に根ざした自営業者が力を合わせて営業と暮らしを守る運動を、ここで絶やしてしまうわけにはいきません。「中商サポーター」として、ぜひ財政的に支えて下さい。
 「中商サポーター」には1年コース:5,000円と半年コース:3,000円の2つのコースがあります。
 「中商サポーター」に登録していただいた方には、京都・中京区の自営業者の姿を伝える週刊ニュース「中商週報」(カラーPDF)を、毎週メールでお届けします。「中商週報」は「京都・滋賀 機関紙・誌コンクール」で3年連続優秀賞を獲得。毎月1回の会員紹介コーナーも大好評です。
 また、サポーター登録された方は、中京民商が主催する学習会(通常参加費1,500円前後)に500円割引で参加していただけます(期間中回数制限なし)。

登録フォームはこちら。もしくは、以下の方法でよろしくお願いします。

【登録方法】

メール(tax-110アットマークiaa.itkeeper.ne.jp)で件名を「中商サポーター登録」とした上で、①お名前、②選択するコース(1年か半年か)、③納入方法(下記参照)を明記してお申し込み下さい。あわせて、中商への期待など、メッセージもぜひお願いします。

【納入方法】

①中商事務所へ持参していただくか、②銀行振込でお願いします(振込先はメールでお知らせします)。③京都都市中京区周辺であれば集金に伺うことも可能ですので、ご相談ください。

電子取引データの保存要件が変わります

メール等で受け取った領収書の紙保存は無効
 確定申告書類の根拠となる領収書等は保存しておく必要がありますが、電子帳簿保存法の改定に伴い、2024年以降、AmazonやYahoo!ショッピングなどで電子的に(メール等で)受け取った領収書等について、保存の要件が変わります。
 これまでは紙に印刷して保存しておけばよかったのですが、2024年1月1日以降は、PDFファイルなどのデータとして保存しておかなければならなくなります。

改ざん防止措置と検索性の確保を
 電子データの保存にあたっては、改ざん防止のための措置をとること、「日付・金額・取引先」で検索できるようにしておくことが必要です。
 改ざん防止措置については、事務処理規定を設けて管理すればよいとされています。事務処理規定のサンプルは国税庁HPで公開されています。
 検索性の確保については、データのファイル名に規則性をもって「日付・金額・取引先」を入力し、特定のフォルダに集約しておけば大丈夫です。

「春待つ京都の『ええもん』めぐり」スタンプラリー 事務所で引き続き寄付を受け付けています!

 中京民商では、地域に根ざして頑張ってきたお店の個性的な魅力により多くの人に触れてもらうきっかけをつくるという趣旨で、204年1月10日~3月10日、「にゃかしょうくんと歩く 春待つ京都の『ええもん』めぐり」スタンプラリーを開催するべく、準備を進めてきました。参加店は、飲食10店、物販その他10店になりました。
 期間中にスタンプ帳を持ってお買い物やお食事に行くと、「寒いときならでは」のオトクなサービスを受けることができます。

スタンプ帳はこんな感じになりそうです。

 期間中の1月27日(土)には、中京民商会館で「職人展」も開催予定。ここでもスタンプを押します。物販2店以上・飲食2店以上のスタンプ(職人展のスタンプはどちらとしても使えます)を集めた方には、もれなく、にゃかしょうくんオリジナル手ぬぐいをプレゼントします。

てぬぐいはこんな感じになりそうです。

 寒い時期だからこその美味しいものや良いもの、魅力ある場所を、キャラクターのにゃかしょうくんと一緒にめぐるというストーリーをつくり、開催資金(スタンプ帳などの制作費用)を得るため、11月30日まで20万円の目標でクラウドファンディングにも挑戦しました。34人から23万600円の支援をいただき、目標を達成することができました。ありがとうございました。

 しかし、スタンプ帳など、よりよいものをつくりたいと話し合いが深まることで、必要経費が当初の想定より大きくなりそうな状況で、財政的な余裕はほとんどありません。引き続き中京民商事務所にて寄付を受け付けています。12月28日(木)17:00まで。よろしくお願いします。

 スタンプ帳は全部で1000枚しか印刷しません。うち250枚は中京民商会員に配布しますので、一般に配布されるのは750枚のみです。参加20店と中京民商事務所で配布する予定ですが、すぐに品切れになってしまう可能性もあります。500円寄付していただいた方の分は、確実に確保しておくようにしますので、スタンプ帳を確実に入手したい方は、ぜひご寄付をよろしくお願いします。

寄付の受付
中京民商事務所にて、月曜から金曜の午前9時30分から午後5時30分まで。現金で受け付けます。

寄付の金額に応じたお礼の品を準備しています!

●500円の寄付
スタンプ帳1枚

●1000円の寄付
スタンプ帳1枚+オリジナルしおり1枚(上坂妙さんが描いた枝垂桜をデザインしたもの)

●1800円の寄付
スタンプ帳1枚+にゃかしょうくんオリジナルコースター3枚

●2800円の寄付
スタンプ帳1枚+にゃかしょうくんオリジナルトートバック1枚

●4500円の寄付
ええもんセット

・藤一(京象嵌)
京象嵌の職人である建部一雄さんが制作した「招き猫」ストラップ1個
京象嵌とは、金銀を鉄生地にはめ込んで模様をつくり、漆で焼き上げる技術です。にゃかしょうくんのモデルにもなった「招き猫」がデザインされています。長さ:約10㎝(紐部分含めた全体) 縦:約2.3㎝ 横:1.4㎝

・金彩アート工芸 渡邊(金彩)
金彩加工で制作したコースターを1枚。
金彩とは、着物に金や銀などの箔を接着加工する技術です。コースターには防水処理がされています。縦:約11.8㎝ 横:約11.8㎝
【※】1点もののため柄の指定できません。

・兼田和裁縫製研究所(着物の仕立て)
着物の仕立てをしている兼田さんが、着物の端切れで制作した小銭入れ1個
一つ一つ柄も大きさも異なる小物たちを丁寧に縫い上げています。縦:約10㎝ 横:約11㎝ 幅:約2.5㎝
【※】1点もののため柄の指定できません。

 

インボイス情報交流会のお知らせ!

 消費税インボイス制度が実施されて2ヶ月以上が過ぎました。いま、どんな状況になっているのか、情報交換・意見交換しましょう!
 事務局からは、インボイス対策のポイント、年末から確定申告にかけて必要な手続きを簡単にご説明する予定です。 準備の都合上、参加ご希望の方はご連絡いただくと助かります!

【ご注意ください!】
 もともと免税事業者でインボイス登録したものの取り下げたいという方、12/17までに手続きしなければ、2024年も課税事業者として消費税申告・納税が必要になってしまいます。心配な方はご相談を!