商売を語る会 カフェ・ラ・シエスタ 西航太さん

5月29日(火)、商売を語る会が行われました。今回は、高瀬川支部の西航太さん(中京民商青年部副部長)が語りました。西さんは、西木屋町通四条上るにおいて、レトロTVゲームをテーマとするカフェ・バーを経営しています。

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お店の紹介

 西さんのお父さんも音楽好きで、レコード屋やDJバーなどをやってきました。西さんはその手伝いから初めて、20歳のときに開業、現在は37歳です。音楽好きの西さんは、当初、レコードを集めて音楽を聴かせる形態でお店をやっていました。開業して4~5年たったころ、ゲーム機の音で音楽を作る人と出会い、ファミコンなどレトロTVゲームをテーマとする現在の形態に変えました。ゲームにちなんだオリジナルのカクテルがウリで、食べ物も出来る限り手作りにこだわっているそうです。

 

時代に流されないテーマでの店づくり

 西さんは、「自分自身はもともと音楽好きで、ファミコンが特に好きだというわけではない。世間的には忘れられているようなものにこだわって研究していこうという姿勢の象徴のようなものとして置いている」として、時代に流されにくいテーマのお店づくりに取り組んでいることを語りました。「ゲーム好き、音楽好きにとってかけがえのない場所を提供しているという自負がある。だんだんとお客さんも増えてきて、楽しく商売が出来ている」と語りました。

 

すべてを可視化せずにお客を集める

 お店の宣伝について、「4~5年くらい前までは、ネットに情報を上げれば上げるほどお客が増えたが、今は違う。ネットで情報を取れるのは当たり前になっているので、何もかも分かりすぎると、店に来なくても満足してしまう。何もかも可視化せずに、基礎的な情報と面白い写真だけ上げて、店に行ってみようという気にさせることを心がけている」とのことです。

 

商売は正攻法が大事

 また、「楽をして人を集めよう、儲けようといろいろなことをやってみたけれど、結局は正攻法でやらなければならないことを学んだ。商品の原価率とか飲物と食べ物の比率とか、ちゃんとした基準を持たなければダメ。知識のある人に教わることも大切」と述べました。

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